先日、任意売却の決済・引渡が無事終了しました。
当社は賃貸仲介がメイン。それなのに４月下旬にインターネットで当社を検索されたお客様がいらっしゃいました。住宅金融公庫への住宅ローンの支払いが滞り、自宅を任意売却する事になったそうです。お客様は任意売却の手順が記載されたパンフレットお持ちでした。
それによると任意売却専門でやられている不動産会社がいるようで、新宿と厚木の業者の名前が書かれていました。
「でも遠いし、なんか怪しいでしょう？評判のいい不動産会社を検索したらオタクが見つかったので今日こうして来ました」という事です。
不動産会社を決めるのはお客様の自由だそう。ご依頼を頂いたのは嬉しいけど、任意売却なんてやった事はないし、第一私が出来るか分かりません。それにいくらで売れるのか分からないし、残債が返済できるのかも分かりません。
少しお時間を頂き、その間①任意売却を引き受けるべきか②相場の調査をする事にしました。
①ですが「自分は絶対にやらない」という人、「僕はやった事があるから教えますよ」という人もいます。未知の領域で怖かったけど、経験者に教えてもらいながら任意売却を引き受ける事にしました。
②売買事例を調べた結果、家を売却しても残債が残る事が判明しました。
次にお客様にお会いした時に残債が残る事を伝えると、その点は初めから知っていたそうです。それならと任意売却を引き受ける事にしました。
そこからが結構大変でした。私が連絡を取り合うのが売主様・買主様・司法書士の先生・１番抵当権者(（住宅債権管理回収機構）
・２番抵当権者（年金福祉）・２番抵当権者の保証会社（年金福祉信用保証）の計６名。１番抵当権者・２番抵当権者の保証会社に提出する書類は、内容が同じでもそれぞれの書式を使用しなければなりません。また必要な書類を取り寄せるのは、２番抵当権者なのか２番抵当権者の保証会社なのか判断がつきかねます。。。(>_<)
怒られたり嫌味を言われたり、正直悔しかったです。
また、それぞれのスケジュール管理もしなければなりません。１番抵当権者から抵当権抹消の承諾を頂いても、２番抵当権者の保証会社はすぐに応諾の返事が貰えないのです。買主が希望するスケジュールで決済が出来るかとても心配になりました。。。
仕事の中で「これは不動産会社の仕事ではないだろう」と思う点はいくつもありました。
１日中働いても全然進んでいない気がします(T_T)
それでもなんとか買主が希望するスケジュールで契約→決済と無事進みました。今回ネットバンキングを利用したので決済に要した時間は、僅か１時間弱でした！
今回経験した仕事の内容は、ありとあらゆる事を書き出しノートにまとめました。悔しい思いはしたけど、半面とても良い勉強になりました。この年でまた一つ新しい事を覚えられるのは嬉しい事ですね～！次回、任意売却の依頼がきたら自信を持って引き受けたいと思います！(＾◇＾)
今回、ご売却を当社にご用命頂いたＦ様、本当にありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。
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