話が噛み合わない

昨日、男性の方から電話がありました。部屋を探しているというのですが、こちらの問いかけに曖昧な返事をして、どうもどういう方でどういう理由で部屋を探しているのか分かりません。

何度か質問をした結果、生活保護受給中だと分かりました。一般に生活保護の受給が決定して、その結果住宅扶助費41,000円を越えた場合に引越し先を探すケースが多いです。ところが現在の住まいは家賃30,000円と言うのです…引越し理由が良く分かりません。

『話すと長くなる』との返事。何かおかしい…ちょっと普通ではないな、と思いましたね。

仕方なく生活保護の受給理由を尋ねたのですが、ここでも『疾病』と答えるだけ…『失礼ですが具体的な病名を教えてください』と尋ねると、返ってきた返事は『鬱病と自立神経失調症』でした。やはり…私の勘が当たりました。

『申し訳ないのですが、精神疾患の方にご紹介出来る部屋はありません』とお断りしました。

開業当時は、なんとか契約をしたいと思い、精神疾患の方にも一生懸命に部屋を紹介したり、管理物件に入居させたりしました。ところが、やっぱり色々な点で話が噛み合わないケースが多いのです。

過去には障害手帳を見せてくれた方もいましたが、手帳があれば有利と思っているのかもしれませんが、逆に紹介できる部屋はありません。中にはNPO法人と名乗って、住宅扶助費・生活扶助費をごっそり取り上げる業者がいますけどね。手元にはほとんどお金が残らず、その施設から抜け出す事が出来ないようですよ。

それに火災保険会社の営業によると、男性の精神疾患の方には自殺が多いと聞いています。もし管理物件で自殺されたら、オーナー様に大損害を与えることになるんです。とてもそんな事は出来ません!

声からしてまだ若い方のようでした。部屋探しは厳しいでしょうね。

投稿者:

mikahousing

小田急相模原のサウザンロード商店街沿いで不動産業を営んでいます。女性ですが独立開業をして、現在一人で営業しています。地元相模原市出身。星が丘小学校・上溝中学校・桜美林高校・東洋大学を卒業しました。 女性の一人暮らしを応援しています!電話・メール・ラインでいつでも連絡下さいね