話が噛み合わない

昨日、男性の方から電話がありました。部屋を探しているというのですが、こちらの問いかけに曖昧な返事をして、どうもどういう方でどういう理由で部屋を探しているのか分かりません。

何度か質問をした結果、生活保護受給中だと分かりました。一般に生活保護の受給が決定して、その結果住宅扶助費41,000円を越えた場合に引越し先を探すケースが多いです。ところが現在の住まいは家賃30,000円と言うのです…引越し理由が良く分かりません。

『話すと長くなる』との返事。何かおかしい…ちょっと普通ではないな、と思いましたね。

仕方なく生活保護の受給理由を尋ねたのですが、ここでも『疾病』と答えるだけ…『失礼ですが具体的な病名を教えてください』と尋ねると、返ってきた返事は『鬱病と自立神経失調症』でした。やはり…私の勘が当たりました。

『申し訳ないのですが、精神疾患の方にご紹介出来る部屋はありません』とお断りしました。

開業当時は、なんとか契約をしたいと思い、精神疾患の方にも一生懸命に部屋を紹介したり、管理物件に入居させたりしました。ところが、やっぱり色々な点で話が噛み合わないケースが多いのです。

過去には障害手帳を見せてくれた方もいましたが、手帳があれば有利と思っているのかもしれませんが、逆に紹介できる部屋はありません。中にはNPO法人と名乗って、住宅扶助費・生活扶助費をごっそり取り上げる業者がいますけどね。手元にはほとんどお金が残らず、その施設から抜け出す事が出来ないようですよ。

それに火災保険会社の営業によると、男性の精神疾患の方には自殺が多いと聞いています。もし管理物件で自殺されたら、オーナー様に大損害を与えることになるんです。とてもそんな事は出来ません!

声からしてまだ若い方のようでした。部屋探しは厳しいでしょうね。

ネパール人の事務所探し

先月、過去にアパートを契約した事があるネパール人の男性が来店しました。新たに自分の会社を作るので事務所が必要との事。

今までは社長の元でスタッフとしてカレー屋で働いていたのですが、その店舗を譲渡してもらい自分が経営していくらしい。

家賃は出来るだけ安くしたいとの事なので、25,000円のアパートの1室を紹介して内見もしました。今月のなって再び来店して、その物件を申し込む事になりました。

1階の部屋は床が抜けていてリフォームが必要。本人が希望する4月1日の契約開始に間に合わない可能性があります。そこで2階の部屋に変更してもらいました。

申し込みはWEB上なので、入力や身分証明書のアップロードは全て私が行います。管理会社はオダサガにあるS社。ここのスタッフのほとんどは融通がきかないし、スムーズに動いてくれないので私の中では苦手な会社です。

早速、外国人の場合は保証会社が変わるのでWEB 上で承諾するよう言われました。こちらは事前に外国人が借りられるか問い合わせているのに…です。

数日してから緊急連絡先を追加すること、収入証明として預金通帳のコピーを提出すること、事業計画書を提出することを求められました。事業計画書なんて作っているはずもない…しかし提出しないと審査は否決されてしまいます。彼は税理士と相談すると言って数日が経ちました。

するとS社の中で、とても仕事ができるHさんから保証会社を変えましょうと提案がありました。その保証会社なら審査が通りやすいらしいのです!

嬉しくなって本人に連絡すると、もう事務所は借りない、店舗の空きスペースに事務所を造ると言われました…申し込みから10日も経って、また最初から審査となれば確かに時間がかかり過ぎるですよね…

結局私の努力と仕事は無駄になりました。契約出来なければ売上0です。外国人の場合、審査不承認になるケースか多いとは言え、結構凹みます…

やっぱりS社との相性は悪かったですね。

今年最初の案内はガーナ人

年末年始休業中にWhat’s upで見知らぬ人からメッセージ(英語)を受け取りました。小田急相模原で部屋を探しているというのです。そこで今は連休中なので、休み明けに連絡をすると伝えました。

1/6の休み明けにその方にメッセージを送り、出身国や日本語は話せるかを訪ねました。国によっては保証会社の審査が難しい場合があり、また日本語が話せないと基本的に契約ができません。

ガーナ人の女性で日常会話はできると言うので、来店する日を決めました。ところが。。。当日来たガーナ人の女性2人共、日本語が全く話せません。これは審査が通らないタイプです!それでも一応外国人OKのアパートの部屋を見てもらいました。彼女達は部屋を気に入り、この部屋を借りたいというので一旦事務所に戻りました。

勤務先を訪ねたのですが、厚木にある「TOP」の工場と答えるだけ。住所も電話番号も分かりません。ネットで検索したものの該当する会社は見当たらず、これでは申込みは困難です。そして最後に分かったのが、彼女達は日本で使える携帯電話を持っていなかったのが判明!

せっかく案内したのに、無駄足になったしまいました。やはり日本語が話せないことが分かった段階で早く断れば良かったです。。。反省!!!

昨年の12月に年内最後の契約となったのがガーナ人だったので、彼女が日本語を話せると信じてしまったのも原因です。今度から日本の携帯番号以外からのメッセージは断ろうと誓った初仕事でした。

宮崎からのお客様

8月にメールで希望条件登録を頂いたお客様。お嬢様が4月から就職の為にお部屋探しをしています。そのため入居希望日は3月末です。でも12月24日に内見がしたいとの内容でした。

12月に内見をしても、その物件が3月まで残っている可能性は低いとお伝えしたのですが、土地勘の無い場所での部屋探しは大変だと想像できます。街の雰囲気や勤務先までの距離感を掴むことも大切なので、12月の内見を引き受けました。

希望条件であるオートロック付きの物件をメールでご紹介しながら、いよいよ12月になりました!来店前日にお客様からお電話があり、午後にオダサガに到着予定との事。羽田からオダサガまで電車だと乗り換えが多くて分かりにくいので、高速バスで相模大野まで来れば乗り換えが少なくて早く着くことをアドバイスしました。またオダサガの駅に着けば、私が駅まで迎えに行くこともお伝えしました。

そして当日。電話を頂くとお客様は「今、バス停9番の前です」というではありませんか。。。オダサガのバス停は2番までしかありません。

まさか。。。?JR相模原駅に行ってしまった?!

「そこから何が見えますか?」と聞くと「ライフが見えます」との返事。間違えない!JR相模原駅です。

JR相模原駅からオダサガまでタクシーで移動するにも何千円かかるか分からないので、電車で移動した方が良い旨を伝えました。

そして40、50分経ってから再び電話が鳴り、私はオダサガの駅までお客様を向かいに行きました。てっきりお母様とお嬢様の2人で来られと思っていたところ、来られたのはお母様だけでした。肝心のお嬢様が内見しないのには驚きましたね。

聞けば急に研修が入った為に来られなくなったとか。一息ついた後、第一希望の女性限定の物件にご案内しました。

 

 

この物件はオーナー立会となります。オーナーさんが物件を細かく紹介して下さいました。オーナーさんがマンションの隣に住んでいるのも安心です。そこで私が「お嬢さんが来年の3月入居希望ですが、この部屋を取り置きする事はご相談できますか?」と聞いてみると「3月1日契約開始の条件であれば、構わない」との事!これは好条件です!

お母様は室内を動画で撮影をして、家族で相談するとの事。こちらで2泊して3日後に宮崎に帰る予定でした。

そして今日。この物件に決めるとお電話を頂きました!嬉しいですね。

本日メールで申込書を添付してお送りしました。弊社は明日が年内最終営業日。気持ち良く仕事納めが出来そうです。多くの不動産業者の中から弊社を選んで頂き、お客様に感謝です!ありがとうございました。

撮影の鉢合わせ

先日、とある新築物件の撮影に向かいました。内見の手配はWEB上から出来ます。午前中に他の方が予約を入れていたので、私は時間が被らないであろうお昼に予約しました。

現地に着いてキーボックスを開けると中は空っぽ。。。恐らく午前中に内見の予約を入れた方が、まだ建物内にいるようです。困ったなぁ、一旦事務所にもどうかな?と考えていたら、そこに男性が現れてキーボックスを開けようとしました。

私は「中は空ですよ」とその男性に声をかけました。すると「あぁ。。そうですか。。きっと中で内見しているんしょうね」と返事をした後、おもむろにオートロック版で室内の部屋番号を呼び始めました。2・3部屋を呼びたところ2階のベルコニーに男性の姿が!

私はその男性に「ご案内中ですか?」と尋ねると「いいえ、撮影中です」との返答。すると先程の男性が「自分も撮影なので、オートロックだけ解除してくれませんか?」と話しかけました。そう、同じ物件に同時に3社が撮影で鉢合わせになったのです!

結局2階にいた男性がオートロックを解除するために1階に降りてきてくれて、そこからそれぞれ各部屋に散らばって撮影開始です(笑)その間「この部屋は終わりましたから撮影どうぞ」とか「撮影が終わったので、鍵をお渡ししますね」などのやり取りがありました。

あの2人がどこの会社の方が知りませんが、同業者同士でお互いに協力して声を掛け合うなんて嬉しかったなぁ。。

それにしても新着物件ではないし、物件公開から1ヶ月位経過しているのに、なぜ同時に3社も鉢わせになったのか。。。疑問ですね。

きっとお天気だから、写真映えすると思ったからかな?

 

冬の晴れ間の撮影は、雲がなくて空の色が濃いから確かに写真映りが良いです!

契約後1週間で解約

先日事務所近くでワンちゃんを散歩させている女性を見かけました。10月に契約してくれたTさんに似ていますが、歩いているのは新居とは別の方向。。。人違いかな?と思いながら後ろから近づくと、間違いなくTさんのワンちゃんです。そこでTさんに声をかけてみました。

すると思いがけない経緯を話してくれたのです。

契約した1週間後、両親が倒れて介護することになり同居することになったこと。そこで契約を解除したこと。

Tさんが私の事務所に物件を探して欲しいと来たのは4月。ペット可で現住所の近くの物件を希望されていました。なかなかペット可の物件が見つからず、見つかったとしても現住所から遠くて自転車通勤が難しかったり。ようやく契約にたどり着いたのは半年後の10月でした。やっと見つかった!とTさんと喜んだのに、まさかすぐに解約になるとは。。。本当に驚きました。

「またこ゚縁があったら宜しくお願いいたします」と言われたのがせめてもの救いでした。

携帯料金未払い案件

麻溝エリアで1Kアパートをお探しのお客様から電話がありました。契約金を安く抑えたいとの事。探してみると相模台7丁目にフリーレント1ヶ月・仲介手数料オーナー負担と言う物件が見つかりました。

するとお客様は、その物件に決めたいと言いました。今はWEB上で申し込みが出来るので、来店不用です。申し込みのURL を携帯電話に送りましょうか?と伝えると、操作に慣れていないから直接店に行きますとのお返事でした。

後日、ご本人と緊急連絡先様が来店し、私がお客様に代わってWEB 入力をしました。全てを入力して、保証会社から本人確認の電話が携帯電話にかかってくる事を説明した後、まさかの展開…

携帯電話料金が未払いで、現在通話が止められていると言うのです!

これでは審査が通らないと思いましたね…賃料未払いと同じ位、携帯料金未払いは審査において重要事項なのです。だから1番最初に伝えて欲しかった。

それでも判断するのは私ではなく、保証会社や管理会社ですので、緊急連絡先様の携帯電話を使って折り返し保証会社に電話することが可能か確認することにしました。

ところが案の定、管理会社から携帯電話を止められているのは携帯を持っていないと同じと言われてしまいました…

お客様は今度の給料日に未払い分を支払うと言っていましたが、通話が復活しても保証会社の審査通過は難しいでしょうね。

残念です。

エイブルにガッカリ

本日はエイブル東日本が募集しているマンションの撮影を予定していました。エイブル指定の内見依頼書に必要事項を記入して、メールで送りました。折り返し鍵の所在の電話があったのですが、鍵はエイブル相模大野店に受け取りに行くことに。。。

電車で行こうか、自転車で行こうか一瞬悩みましたが、悩んでいるなら自転車で行った方が早い!10分もあれば相模大野に着いてしまいます。

いざ相模大野店に着き鍵を取りに来た旨とマンション名を伝えても、スタッフの反応がありません。初めて聞くマンション名みたいな様子でした。2,3人のスタッフが何やらヒソヒソ話。。。普通なら鍵をすぐに渡せるように用意しておいてくれるものですがね。本社から連絡が入っていない様子でした。

その後、オーナーの自宅と携帯電話に連絡を入れて、鍵が現地にありことが分かりました。つまり相模大野に来たことが無駄足となったのです。。。

そのまま急いで小田急相模原のマンションに向かいました。

琉球畳やモダンな襖が特徴的。なかなか個性的な部屋でした。撮影に1時間以上かかったので、この努力が報われるといいなぁ。

事務所に戻ってから、エイブルに時間のロスになった事をメールで報告しました。今回の件は、大手の管理会社あるあるですね。

閉じ込められ案件

一昨日の夕方、ある入居者から電話が入りました。子供部屋のドアが開かなくなり、中に子供が閉じ込められているとの事でした。塾に行く時間が近づいていて、お母様は非常に慌てている様子。取り敢えず鍵穴用の潤滑スプレーを持参してお宅に伺いました!

現地に着くとドアノブは半分取れかかっていて、ノブを回しても上手く回りません。。。スプレーをしても状況は同じです。。。

こちらのお宅は24時間駆け付けサービスのホームマイスター24に加入しているのですが、電話をしてもFAX音が鳴るだけで電話が繋がりません。

そこでサウザンロード商店街にある「総合ロック」に電話して業者に来てもらうように入居者に伝えました。電話をするとすぐに来てくれるとの事。ひとまず安心して事務所に戻りました。そしてもしかしたら家財保険の対象になるかもしれないので、領収書を受け取るように言いました。

その後、入居者が領収書を持って事務所にきてくれたのですが、金額は20,900円!!!突然の出費としては痛いですね。。。聞けばドアノブの内部が経年劣化により一部が破損していたそう。

保険会社に状況を伝えてみたものの、残念ながら保険の対象にはなりませんでした。

そこでアメリカに住むオーナーにメールでご相談してみることにしました。半額の10,000円を負担してくれないかとお願いしてみました。契約上は小修繕は入居者の負担ですが、経年劣化は入居者の過失ではないので、全額負担してもらうのは私の心が痛むので。。。。断ってもらっても契約上は問題ないことを伝えたのですが、オーナーは快く引き受けてくれました。嬉しかったです!!!

こういうときに協力してくださるオーナーだと、入居者も永く住もうと思ってくれるのではないでしょうか?

 

ナイジェリア人の申込み

誰からかの紹介らしく、先週ナイジェリア人の男性が来店しました。2件物件を案内して、申込みをしてくれたまでは良いのですが…

管理会社から確定申告を提出するように言われ、その旨を伝えたのですが、本人に上手く伝わらないようです。Google翻訳で検索して、英語でも伝えてみました。

でも税理士が書類を持っているとかで、本人の手元にはないと言うのです。そんなはずはないのですが…

結局、提出期限までには間に合わなく、申込みは取消されました。この1週間の仕事は水の泡。

何度も経験していますが、外国人の契約は難しいですね…